顧客口座引落しオーダ作成
説明
顧客口座引落しオーダ作成アクティビティは、承認された顧客口座引落し予定から顧客の顧客口座引落しオーダを作成するために使用されます。顧客口座引落しオーダには、入出金フォーマットに応じて、ファイルまたはその他のメディア上の出力データが含まれます。会社別入出金フォーマットでバックグラウンドのみで実行オプションが有効になっている場合、ファイルまたはその他のメディア上の上記の出力データは、IFS Connect の設定に基づいて、安全な場所に保存できます。顧客の設定に応じて、顧客ごとの支払通知も印刷できます。支払通知は印刷時に、各顧客の AR 顧客担当者に直接送信することも可能です。支払通知は、AR 顧客担当者に接続された出力メディアに基づいて顧客に送信されます。支払通知は、出力メディア タイプ として E メール、Fax 送信、XML 、印刷がサポートされています。
顧客口座引落しオーダーを作成するには、
- 顧客口座引落し予定を開きます。既存の予定を表示するためのクエリーを実行します。オーダに含める承認済の支払予定を選択します。
- コマンド ボタンを使用して、顧客口座引落しオーダ作成をクリックします。これにより、顧客口座引落しオーダ作成ダイアログが開きます。
- 値一覧から、予定されている支払に使用する支払方法を選択します。
- 顧客の既定入出金方法として定義されている支払方法で指定された、分割払いの支払のみを行う場合は、既定入出金方法指定済の分割支払のみ使用すオプションを選択します。
- 値一覧から予定されている支払に使用する金融機関を選択します。
- 支払を行う通貨を入力します。
- 入出金日フィールドには、デフォルトで現在の日付が入力されます。必要に応じてこれを変更し、 [OK] をクリックします。これにより、口座ダイアログが開きます。
- 顧客口座引落し依頼の作成をバックグラウンド ジョブとして実行する場合は、バックグラウンド実行オプションを選択します。
- 必要に応じて、テーブル内の通貨に対して定義されている口座を変更します。
- [OK] をクリックして、顧客口座引落しオーダを作成します。
前提条件
- [顧客口座引落しオーダ作成] アクティビティを実行する前に、顧客口座引落し予定を承認する必要があります。
- 出力データ ファイルまたはその他のメディアをセキュリティで保護されたフォルダー内に作成する必要がある場合は、会社別入出金フォーマットのバックグラウンドのみで実行オプションを有効にする必要があります。
- 支払通知を印刷するには、必要な入出金フォーマットについて会社別入出金フォーマットページで入出金通知生成オプションを選択する必要があります。
注記:会社別入出金フォーマットページで、コマンド ボタンを使用して入出金通知生成オプションを選択する場合は入出金フォーマットをクリックします。
- 予定 ID 、出力メディア、言語、入出金フォーマットに基づいて支払通知を一括で生成する場合は、入出金フォーマットページで単独印刷ジョブで入出金通知印刷オプションを選択します。
- 顧客ページを開き、支払通知を顧客の顧客口座引落しオーダとともに印刷する場合は、支払通知リストからオーダ作成時またはフォーマットに依存を選択します。オーダ作成時を選択した場合、顧客口座引落しオーダの作成時に、特定の条件を確認することなく支払通知が生成されます。フォーマットに依存を選択した場合、顧客口座引落しオーダの作成時に支払通知を生成するには、それぞれの入出金フォーマットの条件を満たす必要があります。
- 選択した出力メディアに基づいて支払通知を顧客に直接送信する必要がある場合は、顧客ページの支払タブにあるAR 顧客担当者グループから AR 顧客担当者の名前と出力メディアを選択します。
出力メディアを使用して支払通知を送信するには、次の前提条件を満たす必要があります。
- IFS/Print Server および IFS/Connect がインストールされている必要があります。
- Print Server Archiving を有効にする必要があります。
- PDF_REPORT_CREATED イベントを定義して有効にする必要があります。
- 支払通知を E メールで送信する場合は、顧客/連絡手段タブの連絡手段フィールドから E メールを選択し、それぞれの顧客の値フィールドに受信者の E メール アドレスを指定します。顧客の AR 顧客担当者は、顧客/入出金タブの値の一覧を使用して入力する必要があります。また、顧客/支払タブから出力メディア タイプとして E メールを選択します。
- 支払通知を Fax 送信で送信する場合は、会社/連絡手段タブの連絡手段フィールドから [Fax サーバ]を選択し、会社の値フィールドに Fax サーバを指定します。顧客/連絡手段タブでは、連絡手段として Fax を選択し、受信者の Fax 番号をそれぞれの顧客の値フィールドで指定する必要があります。顧客の AR 顧客担当者は、顧客/入出金タブの値の一覧を使用して入力する必要があります。また、顧客/支払タブで、出力メディア タイプとして Fax 送信を選択します。
- 支払通知を XML ファイルとして送信する場合は、顧客/連絡手段タブで連絡手段に対応する値を追加する必要があります。顧客の AR 顧客担当者は、顧客/入出金タブの値の一覧を使用して入力する必要があります。顧客/支払タブで、出力メディア タイプとして XML を選択します。
システムへの影響
この入力の結果として、顧客口座引落しオーダが作成されます。金融機関から引き落としが確認されるまで、システム内で顧客の支払は作成されません。これは、[顧客口座引落し認証] アクティビティを使用して行われます。その後、請求書と仮受/仮払は顧客口座引落しオーダから削除されます。顧客口座引落しオーダに含まれる請求書は、新しい顧客口座引落し予定に選択できません。
顧客口座引落しオーダの作成と同時に支払通知が生成されます。
入出金フォーマットページで単独印刷ジョブで入出金通知印刷オプションが選択されている場合、
- 選択された出力メディアが E メールまたは Fax 送信の場合、システムは出力メディアに接続された値に基づいて各顧客/支払人に支払通知を送信します。
- システムは、出力メディア タイプが XML であるすべての顧客/支払人に対して、単一の XML ファイルを生成します。
- システムは、出力メディア タイプが印刷であるすべての顧客/支払人に対して、単一の PDF ファイルを生成します。
- 生成されたすべての支払通知は、出力メディアと顧客/支払人の言語に基づいてグループ化され、レポートアーカイブページに表示されます。
入出金フォーマットページで単独印刷ジョブで入出金通知印刷オプションが選択されていない場合、
- 選択された出力メディアが E メールまたは Fax 送信の場合、システムは出力メディアに接続された値に基づいて各顧客/支払人に支払通知を送信します。
- システムは、出力メディアが XML として定義された各顧客/支払人ごとに XML ファイルを生成します。
- システムは、出力メディアが印刷として定義された各顧客/支払人にごとに PDF ファイルを生成します。
- 顧客/支払人ごとに生成されたすべての支払通知は、レポート アーカイブ ウィンドウに表示されます。
制限
Unicode の制限 - 会計におけるファイル生成