IFS 会計 7 内の Unicode 制限

このページでは、特定のファイルへのエクスポート機能を使用する場合の IFS 会計内の Unicode 制限について説明します。

IFS 会計内の一部のフローでは、ファイルへのエクスポート機能内での完全な Unicode サポートはサポートされていません。したがって、クライアントからエクスポートされるデータ内の文字は、クライアントの設定と同じ文字セットを持っている必要があります。(クライアントで現在使用されている文字セットを取得する方法については、最後のセクションを参照してください)。エクスポートするデータにクライアントの文字セットで認識されている文字以外の文字が含まれている場合、その値はエクスポート ファイル内で SQL-Net のデフォルトのエスケープ値で表されます。これは通常、逆さまの疑問符 (¿) で示されます。

次の例を考えてみましょう。

ユーザー (User1) が日本語の文字を処理するように設定されたクライアントを使用しているとします。また、ユーザー 1 は、エクスポートするデータには日本語の文字と標準英語の文字のみが含まれていることを認識しています。したがって、データのエクスポートは問題になりません。
別のユーザー (ユーザー 2) が、ユーザー 1 がシステムに入力したのと同じデータをエクスポートします。ただし、ユーザー 2 のクライアントは、英語の標準文字とその他の西ヨーロッパの文字を処理するように設定されています。これにより、ユーザー 2 のクライアントは日本語の文字を処理できないため、ユーザー 1 によって保存された日本語の文字をエクスポートするときにユーザー 2 に問題が発生します。ファイルは書き込まれますが、ファイル内では日本語の文字が (¿) と書き込まれる可能性があります。

注記:これは、データベースが Unicode 文字をサポートするように設定されており、クライアントが Unicode に準拠していない場合にのみ適用されます。クライアントがデータベースと同じ文字セットを使用するように設定されている場合、データは同じ文字セットを使用するため問題は発生しません。

クライアントが使用している文字セットは、レジストリで確認できます。

HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\ORACLE\HOME\ の次に、キー NLS_LANG の値の最後のセクション (例: AMERICAN_AMERICA.WE8MSWIN1252)
ドット (.) の後の文字 (WE8MSWIN1252) は、クライアントが使用する文字セットです。