複数のリベート基準を定義する

説明

この選択を使用して、複数のリベート契約を使用するか、顧客ごと、会社ごとに 1 つの契約を使用するかを定義できます。新規顧客の作成時の規定値は、[会社 = “*”]、リベート選択 [契約優先度] となっています。つまり、顧客にリベートを提供する必要がある場合、どの会社でも契約優先度が最も高い契約が使用されるということです。たとえば、顧客が会社 A と B から購入した場合、各会社の最も優先度の高い有効な契約を使用して、それぞれの会社のリベート トランザクションが作成されます。この基本設定を変更することで、異なる会社で複数の有効な契約をどのように使用するかの動作を設定することができます。ただし、既定の設定では、会社ごと、顧客ごとに 1 つの最も優先度が高い有効な契約が使用されます。

[契約優先度] オプションの利点は、進行中のリベート処理でどの契約を使用するかを決定できることです。たとえば、顧客に対して今月有効な契約が 3 件、来月有効な契約が 3 件ある場合、このオプションを使用すると、リベート契約で契約の優先順位が適切に定義されていれば、リベート処理で今月考慮する契約と来月の契約を制御することができます。
[複数契約] オプションでは、特定の期間における会社内の顧客ごとのすべての有効な契約をリベート処理で考慮するものとして使用できます。

前提条件

システムへの影響

複数のリベート基準が [契約優先度] である場合、1 つの有効な契約のみが考慮されるため、1 つの販売アクティビティに対するリベート トランザクションは 1 つだけになります。複数のリベート基準が [複数契約] である場合、顧客ごとのすべての有効な契約が考慮されるため、1 つの販売アクティビティに対して複数のリベート トランザクションが発生します。