一括請求書作成
説明
このアクティビティを使用すると、ユーザー パラメータによって決定された複数の一括請求書を一度にまとめて作成できます。
一括請求書とは、同じ顧客に属する複数の受注オーダーをまとめた請求書です。これは、複数の受注オーダーがまとめて納入される場合に便利です。また、顧客との間に定期的に (たとえば月に 1 回) 請求を行う契約を結んでいる場合にも使用されます。
注文ごとに納入条件や輸送方法などが異なる場合でも、一括請求書の作成は可能です。請求書の料金 ([受注オーダー] ヘッダにのみ存在する注文明細のない料金は除く) は、請求書の特定の明細に接続されていない場合、注文が納入される前、または部分的に納入される前でも請求できます。JINSUI 受注オーダーの合計総額が指定された最大金額を超える場合、請求書は作成されません。請求書の作成を続行するために、1 つ以上の注文明細の請求を停止して、総額を必要な制限内に収めることが可能です。
請求書にレンタル明細が含まれている場合、請求書を作成するための要件は、レンタルイベントとレンタルトランザクションが作成されていることです。レンタル請求書明細はレンタルトランザクションに基づいており、商品の納入に基づいているわけではないため、受注オーダーレンタル明細のステータスは [引当済、払出済、部分的納入済み] または [納入済] である必要があります。レンタル請求書明細は、同じ請求書の売上明細と一緒に処理できます。レンタル明細では納入確認は行われないので、請求書を作成するために必要ありません。会社レベルまたは顧客レベルの統合パラメータに基づき、シリアル化品目のレンタル顧客請求書明細を統合することができます。
受注オーダーで請求書通貨または請求書通貨レート タイプが使用されている場合、同じ請求書通貨および/または請求書通貨レート タイプを持つ注文のみを一括請求書に追加することができます。
前提条件
- 顧客の設定で、一括請求書の使用を許可している必要があります。
- 必要に応じて、2 つの請求書の日付の間隔を日数で指定できます。これは、顧客の設定でも行うことができます。毎月の正確な日付を締日として指定して、一括請求書を作成することも可能です。
- 受注オーダーのステータスは、[部分的に納入済] または [納入済] である必要があります。一括請求書の作成に使用される受注オーダーが納入確認を必要とする場合には、注文の納入が確認されている必要があります。品目オーダ明細に料金が接続されている注文は、接続された注文明細の数量の納入が確認されるまでは請求することはできません。
- 受注オーダーレンタル明細には、レンタルイベントとレンタルトランザクションを作成する必要があります。
システムへの影響
- 顧客に納入されたすべての、または選択された受注オーダーを含む一括請求書が作成されます。顧客に締日が指定されている場合は、締日に最も近い日に納入された注文明細のみが一括請求書に含まれます。顧客委託在庫の場合、締日に最も近い日に消費された注文明細が一括請求書に含まれます。請求が停止されている明細を含む注文は含まれないことに注意してください。
- 作成された請求書は、[顧客請求書] ページで分析、変更することができます。
- 受注オーダー明細が異なる日付で納入された場合、最新の出荷日は納入日の中で最も遅い日付になります。最新の日付を決定する際には、請求明細に含まれる出荷日のみが考慮されることに注意してください。顧客委託在庫に商品が納入された場合、その納入日は消費通知が登録された日とみなされます。段階的な請求処理を通じて納入前に請求書明細が作成された場合、最新の納入日は [null] になります。納入後に請求書が作成された場合は、すべての納入済みの明細の最新の日付が表示されます。
- 請求書にレンタル請求明細が含まれている場合、レンタルトランザクションのステータスは [請求済] に更新され、請求金額がトランザクションに追加されます。
- 会社レベルまたは顧客レベルのパラメータで、シリアル化品目のレンタル請求明細の統合を有効にするように設定されている場合、シリアル化品目のレンタル顧客請求書明細は、[トランザクション開始日]、[トランザクション終了日]、[レンタルモード]、[トランザクションタイプ]、[価格]、および [ロット/バッチ番号] の属性に基づいて統合されます。請求数量 (Qty) は、統合されたレンタル明細ごとに合計されます。統合されたレンタル顧客請求明細ごとの詳細ビューは、[レンタル詳細] アシスタントから表示できます。
- 受注オーダーが、[プロジェクト固有の請求] オプションが有効になっているプロジェクトに関連付けられている場合、プロジェクトごとに個別の請求書が作成されます。プロジェクト ID は対応する請求書に記載されます。
- 受注オーダーに税負担タイプと納入国が異なる明細がある場合は、個別の請求書が作成されます。会社が納入国に対する税識別番号を取得している場合、この税識別番号が税負担が課税対象タイプの明細の請求書に印刷されます。税負担タイプと納入国が異なる明細には、供給国の税 ID 番号が使用されます。また、税負担が免税タイプの注文明細の場合も、供給国の税識別番号が請求書に印刷されます。
- 受注オーダーで請求書通貨または請求書通貨レート タイプが使用されている場合、一括請求書は請求書通貨で作成され、すべての価格、税、割引は請求書の通貨レート タイプからの為替レートに従って換算されます。