MWO での特別購買

特別購買により、モバイルユーザーは登録済みの仕入先から購買品目を迅速に購買し、仕入先のカウンターで入庫を完了できます。この機能は、IFS Service MWO で作業オーダーまたはサービスリクエストから生成された作業工程に使用できます。

注釈:このソリューションは、モバイルデバイスがオンラインの場合にのみ利用できます。

この機能は主に、作業工程を実行するモバイルユーザーの特別 (計画外) 購買ニーズをサポートします。

特別購買基本情報

IFS CloudWeb の特別購買基本情報ページで、次の基本情報を定義する必要があります。

ユーザー:MWO サービス管理で特別購買機能を有効にするには、特別購買のために会社ごとにユーザーを登録することが必須の手順です。
ユーザグループ:ユーザーグループの定義はオプションです。ユーザーグループは、[最大購買金額] タブの金額に共通の制限を適用するために使用されます。
最大購買金額:仕入先のユーザー/ユーザーグループごとに金額限度を定義します。この手順はオプションです。定義されている場合、特別購買プロセス中に金額が制限を超えた場合に、システムはユーザーに警告します。
注釈:これは警告であり、厳しい制約ではありません。
特別接頭辞:これは必須の手順です。特別購買インスタンスの一意の参照を生成するために、仕入先の接頭辞を定義します。この参照番号は、バックオフィス管理の購買番号としても使用されます。

モバイルユーザーは、モバイルアプリで特別購買リクエストを登録して特別購買を開始できます。これを行うには、[作業工程] の特別購買アクションから実行できる新規特別要求コマンドを使用します。

新しいリクエストが開始されると、システムは登録された仕入先に購買リクエストを作成し、仕入先の接頭辞付きのオーダ参照を生成します。この参照番号は、実際の購買時に取引カウンターで使用されます。

ユーザーは、購買した品目の詳細をすぐに入力するか、リクエストから保存して終了し、後で詳細を入力することができます。このような場合、リクエストステータスは「保留」に設定され、ユーザーは後でセッションを続行し、必要な詳細を入力してリクエストを完了することができます。

あるいは、保留中のリクエストの購買品目の詳細を、仕入先からの EDI (電子データ交換) を通じて自動的に取得することも、サービス責任者などの担当者がバックエンドから購買品目の詳細を手動で入力してリクエストを完了することもできます。

合計注文金額が仕入先のユーザーまたはユーザーグループに定義された最大購買制限を超える場合、限度超過バッジがリクエストに表示されます。ただし、これは厳格な制約として機能するものではありません。

特別購買リクエストが完了すると、関連する購買オーダーが IFS Cloud で作成され、クローズされ、関連する購買原価で作業工程が更新されます。

モバイルユーザーは、次の場所から保留中および完了した特別購買リクエストの両方にアクセスできます。

さらに、モバイルユーザーは、モバイルアプリの読み取り専用モードで、完了した購買リクエストの詳細を確認できます。

アクセス制限などによりモバイルユーザーがモバイルから特別購買リクエストを作成できない場合、サービス責任者などが IFS Cloud でリクエストを作成し、オーダ参照を提供できます。ユーザーはこれを提示することで、取引カウンターで必要な品目を購買できます。