フリーと管理および資産管理におけるアクセスコントロール

一般

この機能は、「IFS/フリートおよび資産管理」のデータへのアクセス権を制御します。たとえば、軍隊のオペレーションユニット、仕入先、製造会社、リース会社、MRO(保守、修理、オーバーホール)組織の顧客、または作業者の保守部門などの間でのデータへのアクセス制御を処理します。この機能は、「IFS/フリートおよび資産管理」のデータにのみ適用されます。

データコントロールソリューションにより、複数の輸送機器オペレーターと保守担当者が1つの共通データベースで作業できるようになります。つまり、各企業はアクセス権のないデータを表示したり更新したりすることはできません。ユーザーは、 「IFS クラウド」と同様に会社ごとおよびサイトごとに定義する必要があり、アクセスできるデータのみが表示されます。「IFS/フリートおよび資産管理」で保護されているシリアル(設備)は、ユーザーがシリアル(設備)が配置されているサイトにアクセスできる場合、 「IFS クラウド」の他のすべての構成品目で表示されます。

この機能は、「IFS/フリートおよび資産管理」のシリアル(設備)および保守プログラムにのみ適用されます。特定のユーザーがシリアル(設備)へのアクセス権を維持します。シリアル(設備)が設置されたり、構成から削除されたりしても、シリアル(設備)に対するアクセス権は維持されます。アクセス権によってシリアル(設備)が制御されます。アクセス権は品目に保存されます。シリアル(設備)が構成に設置されると、常に親シリアル(設備)からアクセス権を継承します。シリアル(設備)が構成に設置されていない場合は、品目に保存されているアクセス権が継承されます。品目へのアクセスは直接許可されますが、品目へのアクセスは制御されません。

「IFS/フリートおよび資産管理」のアクセス制御が不要な場合は、すべてのユーザーが自動的にすべてのデータにアクセスできるようになります。

アクセス制御が「IFS/フリートおよび資産管理」のシリアル(設備)にどのように影響するかの詳細については、オンラインヘルプファイルシリアル構成テンプレートシリアル構成、 そしてシリアル構成の変更を参照してください。。

アクセスグループを設定する

「IFS/フリートおよび資産管理」でアクセス制御を段階的に設定するには、アクセスグループとアクセスグループに属するユーザーを定義する必要があります。アクセスグループを定義すると、「IFSAPP」に定義されたアクセス権とともに、自動的にアクセス グループのメンバーになります。アクセスグループのメンバーであるすべてのユーザーは、その後アクセスグループに対して定義されるシリアル(設備)および保守プログラムにアクセスできます。

アクセスグループの例としては、保守担当者、オペレーター、仕入先、製造会社、顧客、リース会社、部門、軍事ユニットなどが挙げられます。

アクセスグループが、テンプレート品目、サブ品目、シリアル(設備)、または保守プログラムのいずれかで使用されていない場合は、アクセスグループを削除できます。アクセスグループを削除する前に、アクセスグループに属するユーザーを削除する必要があります。アクセスグループにユーザーを追加したり、アクセスグループから削除したりできる回数に制限はありません。

「フリートおよび資産管理」でアクセス制御が設定されている場合は、すべてのアクセスグループのユーザーのリストを維持する必要があります。これは、アクセスグループ情報を表示および管理する特定のユーザーを選択することで実行できます。

品目とシリアル(設備)に対するアクセス権を設定する

シリアル(設備)へのアクセス権を設定ずるには、テンプレート品目にアクセスグループを定義する必要があります。テンプレート品目のアクセスグループを定義すると、そのアクセスは、テンプレート品目に属する構成のすべてのレベルで、すべての品目、シリアル(設備)、およびこれらの設備のすべての代替品目に展開されます。

アクセスをすべてのシリアル(設備)に適用するか、テンプレート品目に接続された、または選択したシリアル(設備)の一部に適用するか、を指定できます。アクセスは、テンプレート品目に属する指定されたシリアル(設備)のすべてのレベルの代替シリアル(設備)および切断されたシリアル(設備)を含むすべてのシリアル(設備)に展開されます。シリアル(設備)を選択しない場合、アクセスは定義済みのテンプレート品目、およびテンプレート品目構成の各レベルのすべての品目と代替品目に展開されます。さらに、選択した最上位シリアル(設備)のアクセスグループを、すべてのレベルのシリアル(設備)に展開できます。

この機能を使用すると、テンプレート品目に定義されたアクセスグループ リストを更新することができ、そのすべての品目とシリアル(設備)の品目アクセスが自動的に更新されます。また、シリアル(設備)とそのすべてのシリアル(設備)に対する定義済みのアクセス権を更新することもできます。

新規シリアル(設備)が作成されると、そのシリアル(設備)品目リビジョンに対して定義されているすべてのアクセスグループが自動的に継承されます。シリアル(設備)が構成に設置されると、最上位の親と同じアクセス権が自動的に付与されます。シリアル(設備)が構成から削除されると、シリアル(設備)品目リビジョンに対して定義されたアクセスを取得します。注釈:構成に設置されていないシリアル(設備)に対するアクセスは、シリアル品目(設備品目)リビジョンの定義済みアクセスグループ内でのみ手動で変更できます。