規定外作業
規定外作業とは、定期メンテナンスの修理フェーズ中に発見され、進行中の作業範囲内で修理する必要がある不具合のことです。規定外作業の不具合を修理するには、不具合が発見された作業オーダまたは作業工程でその不具合を報告する必要があります。
規定外作業は、次のいずれかの不具合状況タイプとして報告できます:
- 「不具合を報告」 - この種類の不具合は現在の作業範囲の一部として修理されます。
- 「一部修理済不具合を報告」– これは、何らかの作業がすでに実行されていることを示すために使用されます。作業に使用された資源または資材に費やされた時間を報告できます。また、整備指示に状態計測要件が定義されている場合は、状態計測値を入力することもできます。不具合は自動的に作業範囲に含まれ、すべての基準が満たされた場合、整備指示とサブタスクは完了に設定されます。
- 「修理済不具合を報告」 - これは、規定外作業の不具合がすでに修理されていることを示すために使用されます。
不具合イベント
規定外作業が、「不具合を報告」または一部修理済不具合を報告不具合状況でレポートされると、「IFS/フリート管理」で保守イベントが自動的に作成されます。進行中の作業範囲の保守オーダに不具合イベントが追加されます。保守オーダが割当タイプで配信される場合、
- 「作業順序構成」 - このイベントに関連付けられた整備指示は、保守オーダで定義された作業順序構成内の ELO (作業順序オーダ) に基づいて、関連する作業オーダに自動的に転送されます。関連する作業オーダが存在しない場合、つまり、保守オーダの作業順序構成に ELO が定義されていない場合、または整備指示がマップされている ELO の作業オーダがすでに完了している場合は、新しい作業オーダが自動的に作成され、作業オーダ構成に追加されます。
- 「作業オーダ」 - 新しい作業オーダが作成され、そのイベントに関連付けられている整備指示がこの作業オーダに自動的に転送されます。
規定外作業が「修理済不具合を報告」不具合状況に登録されると、作業オーダ履歴が生成されます。