将来の移動時間を報告する
説明
このアクティビティは、割当が完了した後に、技術者が顧客のサイトから戻るのにかかるおおよその時間をレポートするために使います。この機能の目的は、この移動時間を顧客に見えるようにすることです。この機能は、「ServiceEngApp」 でのみ利用可能です。
将来の移動時間は、作業割当を遂行している間に、将来の開始/終了時刻が設定された「作業工程時刻報告」としてシステムに報告されます。「時刻報告」に対して、「工程トランザクション売上」明細、「原価」明細、または「売上」明細は作成されません。時刻報告は、「復路」時刻報告カテゴリで作成されます。関連付けられた時間トランザクションが無い時刻報告がある場合、「作業工程」のステータスを「報告済」または「完了済」に設定することはできません。時刻報告/終了の時刻を経過すると、時間トランザクションの作成が可能となります。
トランザクションは、以下のプロセスにおいて自動的に生成されます。
- 「データベース工程スケジュール」でスケジュールすることのできる「トランザクション」が作成されていない「将来の復路時刻報告/開始を処理」する「データベースタスク」において。
- ユーザーが「IFS Cloudウェブ」で、「作業工程」ステータスを「報告済」または「完了済」に設定しようとした時。
前提条件
- 完了準備のできている「作業割当」が存在する
- 「作業工程」にワークフロー構成が適用されていないか、適用された設定で「将来の復路移動を許可する」アクションが有効化されている
システム効果
- 「作業工程時刻報告」レコードが、将来の開始/終了時間で作成されます。
- 「時刻報告」に対して時間トランザクションが作成されるまで、「作業工程」を「報告済」および/または「完了済」に設定することはできません。
- 将来の時刻の時刻報告レコードが存在する場合、モバイルで完了した「作業工程」の移動をレポートするために「復路」アクションを使うことはできません。