ユーザ関連データ処理の選択
説明
ユーザーID に関連付けられたデータは、会社テンプレートの作成時に特別な方法で処理されます。このデータは以下から抽出できます。
- 選択された会社テンプレート。これは既定オプションでもあり、デフォルトテンプレートとしてマークされたテンプレートが自動的に提案されます。
- ソース会社
ユーザデータのソースとしてテンプレートが提案される理由は、テンプレートはできる限り中立的である必要があり、ほとんどの場合、あらゆる環境やあらゆる会社にとって意味のあるユーザー ID のみを含める必要があるためです。また、コンポーネント リリースで使用することを想定した、中立ではないユーザー ID を含む会社テンプレートを作成するのはあまり便利ではありません。ユーザー (ID 関連) データは、多くの場合、IFS のインストールとセットアップに関連付けられますが、企業によって異なる場合があります。
既定では、このタイプのデータのソースとしてデフォルトのテンプレートが提案されます。例えば、 ID STD を持つ標準テンプレートがデフォルトテンプレートとしてマークされているとします。このテンプレートをソースとして使用する限り、作成されたすべてのテンプレートに、意味があり、中立的で、新しい会社を作成するときに問題なく使用できるユーザー ID 関連データが含まれていることがほぼ保証されます。
ただし、ユーザー ID 関連データのソースとしてソース会社を選択することは可能であり、選択した会社からユーザー ID 関連データが抽出されます。この場合、次の点に注意してください。
- このテンプレートをエクスポートして別のデータベースにインポートすると、Foundation1 管理ガイドラインに従ってユーザーが Foundation1 および Oracle ユーザーとして追加されていない限り、テンプレートで定義されているユーザーを作成できない可能性があります。
- テンプレートがエクスポートされ、インストール フェーズ中に自動的に定義されるはずの標準テンプレートとして 1 つ以上のコンポーネントで定義される場合も同様です。
以下のデータはユーザ関連データとみなされます。
- ユーザグループ、会計ルールの論理ユニット UserGroupFinance
- 会社ごとのユーザー、会計ルールの論理ユニット UserFinance
- ユーザグループごとのユーザー、会計ルールの論理ユニット UserGroupMemberFinance
- 期間別ユーザグループ、会計ルールの論理ユニット UserGroupPeriod
- 権限クラス、総勘定元帳の論理ユニット AuthorizeClassFinance
- 照会権限クラス別ユーザ、総勘定元帳の論理ユニット GenLedUser
- 照会権限組合せ、総勘定元帳の論理ユニット AuthorizeCombFinance
- 請求書承認者、請求書の論理ユニット InvoiceAuthorizer
- 与信担当者、支払の論理ユニット CreditAnalyst
- 与信担当者 - ユーザ、支払の論理ユニットCreditAnalystUser
- 差額調整コード、支払の論理ユニット WriteOffCode
- ユーザーごとの差額調整上限、支払の論理ユニット WriteOffCodeLimit
前提条件
ユーザ関連データのソースが会社テンプレートである場合、会社テンプレートが存在する必要があります。
システムへの影響
このアクティビティは、ユーザ関連データがソース会社から取得されるか、会社テンプレートから取得されるかを定義します。