このアクティビティは、顧客から受け取った手形に関する情報を入力するために使用されます。入力する一般的な請求情報には、顧客、通貨、金額、支払期日が含まれます。手形を現金化する口座も指定します。手形を入力する際に、手形の種類を指定することもできます。選択した手形タイプによって、顧客の手形支払を入力する際に使用される機能が決まります。各手形タイプに関連する機能は、入出金書類ページで [受取手形書類タイプの関連パラメータ] を選択することによって指定できます。
手形を保存する前に、手形に記載されている内容に従って請求書と照合することが可能です。詳細については、 [一致する顧客請求書を入力する] アクティビティを参照してください。手形が保存されると、照合された請求書が支払われ、請求書からの顧客請求 (IP2) は削除されますが、入力された未決済の手形によって表される、新しい顧客請求 (PP27) が表示されます。請求書と手形が完全に一致しない場合は、残りの未照合部分が仮受/仮払として保存され、後に [顧客調整] 機能で請求書と照合することができます。入力後、手形のステータスは [作成済] となり、未決済の手形は区分 ID および番号とともに売掛金元帳に表示されます。
請求書がもともと入出金書類入金予定から印刷され、承認のために顧客に送信された場合、この仮請求手形を予定から受取手形の入力にコピーし、含まれているすべての請求書の照合を含む確認済の手形として保存できます。
受取手形は会計通貨で指定できます。会計通貨が EMU 通貨の場合は EUR でも指定できます。
手形を請求書と照合する際に、EMU 通貨を混在させることができます。例えば、EUR の手形で DEM または FRF の請求書をカバーすることができます。
一般的な基本データと顧客が存在する必要があります。
受取手形が入力され保存されると、一致するすべての請求書が支払われ、手形の全額が記載された未決済受取手形の元帳明細が作成されます。手形が完全一致しない場合は、残りの部分で、一致しない金額の新しい仮受/仮払が作成されます。IFS 会計ルールの保留テーブルに伝票が作成されます。