データのメンテナンスおよびクリーンアップ プロセスは、次のサブプロセスで構成されます。
輸送機器とその構成品目の使用状況を追跡することは、メンテナンスの期限が正しく計算されるようにするために重要です。これにより、メンテナンスが適切なタイミングで行われ、輸送機器が期限を超えて運転されないことが保証されます。
このサブプロセスは、輸送機器の運用ログに対して実行できる修正トランザクションを処理します。不足している運用ログを追加したり、既存の運用ログを修正したり、運用ログを輸送機器とその構成品目の冗長ログとしてマークしたりすることができます。
このサブプロセスは、日常業務の実行には不要になったが、ドキュメントの目的でアプリケーション内に保持する必要がある運用ログ履歴のアーカイブを処理します。履歴ログを定期的にアーカイブすることを推奨する理由は、履歴運用ログの量が非常に多くなる可能性があるためです。これにより、アプリケーションで履歴運用ログを使用する他のトランザクションと同様に、運用ログを入力するときにパフォーマンスの問題が発生する可能性があります。
以前にアーカイブしたデータを復元することも可能です。アーカイブ済データの回復は、以前に間違ってアーカイブしてしまった場合や、アーカイブ前に実施する必要がある非同期的なトランザクションがある場合などに便利です。復元を実行すると、アーカイブされたデータは運用ログ履歴に再度戻されます。
このサブプロセスは、輸送機器状態履歴に対して実行できる修正トランザクションを処理します。
輸送機器状態履歴には、輸送機器に発生したすべての輸送機器状態の変化に関する情報が保存されます。輸送機器の状態が手動または自動で変更されると、履歴エントリが作成されます。この情報を使用して、一定期間にわたる輸送機器のアベイラビリティを特定できます。
輸送機器状態の変更がシステムに記録されていない、誤って記録されている、または作業プロセスの一環として遡及的な変更が必要であるなどの場合があります。これをサポートするために、輸送機器状態履歴のエントリを追加、修正、または削除することが可能です。