このアクティビティは、日常業務の実行には不要になったが、ドキュメントの目的 (規制上の理由) でアプリケーション内に保持しておく必要がある運用ログをアーカイブするために使用されます。
履歴運用ログの量が膨大になると、運用ログを入力するときにパフォーマンス上の問題を引き起こす可能性があります。その理由は、入力される各新規運用ログについて、新しいログで履歴を更新するために必要な時間が増えるためです。これにより、履歴ログの処理やアプリケーションで履歴運用ログを使用する他のトランザクションの速度が低下します。膨大な量のデータに関する問題を解決するために、履歴運用ログをアーカイブに移動できます。
アーカイブ処理は定期的に実施することをお勧めします。理由としては、アーカイブ処理を定期的に実施するとアーカイブ処理の速度が向上し、データの復元が必要な場合にもその処理が早くなるためです。
運用ログをアーカイブするには、「運用ログのアーカイブ」ページから「運用ログアーカイブ」をクリックします。開いたダイアログで、「Archive Up Until Date (期日まで逆上ってアーカイブ)」と入力します。入力した日付と同じかそれより古いすべての履歴ログは、履歴からアーカイブに移動されます。アーカイブ処理はバックグラウンドジョブとして実行できます。
注釈:異なるシリアルや構成ごとに異なるアーカイブの期限を設定することはできません。
現在の日付に近い履歴運用ログをアーカイブすると、検索が運用ログ履歴ではなくアーカイブされたデータに対して実行しなければならなくなるなど、アプリケーションの一部のトランザクションでパフォーマンス上の問題を引き起こす可能性があるのでご注意ください。このため、運用ログ履歴に 1 年以上の履歴運用ログを保持することをお勧めします。
履歴運用ログがごく最近アーカイブに移動された場合、アプリケーションで次のいくつかの操作が阻害される可能性があります。
阻害された操作を実行する必要がある場合は、操作の日付までのアーカイブ済データを回復する必要があります。
「運用ログのアーカイブ」ページには、以前にアーカイブされた内容の概要と、移動された履歴ログの数も表示されます。このページから、以前にアーカイブしたデータを復元することも可能です。アーカイブ済データの回復は、以前に間違ってアーカイブしてしまった場合や、アーカイブ前に実施する必要がある非同期的なトランザクションがある場合などに便利です。回復を実行すると、アーカイブ済データが運用ログ履歴に戻ります。
アーカイブ処理が予期せぬ理由でハングアップした場合 (ステータスが進行中のまま長く経っている) 場合は、「アーカイブプロセスを終了」コマンドをクリックします。これにより、プロセスが「失敗」ステータスとなり、状況から抜け出すことができます。ハングアップ状態でこのオプションを実行すると、次のメッセージが表示されるので、それに従う必要があります:システム管理者に連絡し、バックグラウンド ジョブSerial_Oper_Log_Util_API.Archive_ を手動で停止してください。アーカイブ ジョブを開始したデータベースセッションを終了する必要がある場合があります。
指定された日付までのすべての履歴運用ログは、運用ログ履歴からアーカイブに移動されます。